コロナ対策、要望切実
2021年9月18日
新型コロナウイルス流行「第5波」の中で17日、自民党総裁選が告示された。全国の感染者数は減少傾向だが、
緊急事態宣言の延長が相次ぐなど、平穏な日常は遠い。「国民にメッセージを」。医療や飲食、観光に携わる人からは、
新たなリーダーに窮状打開への要望が寄せられた。
東京都杉並区の河北総合病院では感染ピーク時の8月、コロナ患者用に確保した55床が満床になった。9月に入り
余裕も出てきたが、運営法人の河北博文理事長(71)は第6波への懸念が拭えない。「第5波ほどの急増はないと
思うが、病床を確保するなど備えは必要」と話す。
5月23日以降、4カ月近く緊急事態下にある沖縄県の読谷村でダイビングショップを経営する高橋光洋さん(32)は「初めは(総裁選の)動きを見ていたが、今は気にしてもいない」。客の9割以上が県外からで、学生旅行シーズンの
9月の予約は例年より8割減った。「各種給付金が助けになったが、誰に代わってもこれ以上(の再給付)はないだろうと期待できなくなった」と淡々と話した。
再給付をしながらコロナの終息をお願いしたいですね。