カラオケパセラ渋谷店。テレビ朝日社員転落で運営会社が説明
2021年8月11日
テレビ朝日の東京オリンピック番組スタッフが8月8日夜に「打ち上げ」と称して、東京都内のカラオケ店で飲み会を開き、9日未明に社員1人が店外に転落して緊急搬送された。
「入口が施錠されていた」という一部メディアの報道と、「時短営業していると偽った闇営業をしていた」とする
SNS上の憶測について、事故が起きたカラオケパセラ渋谷店の運営会社が11日、「事実無根」と明確に否定した。
■「闇営業」の憶測がSNSで広がっていたが明確に否定
今回の事故をめぐっては、一部メディアが「1階出入り口が閉まっていたため、2階の窓から店の看板をつたって
下りようとして転落したという」と報じた。また公式サイトの一部で営業時間が午後8時までとの記載もあったことから、「営業時間をごまかして、協力金を詐取しようとした闇営業ではないか」という憶測がSNS上で広まっていた。
しかし、カラオケパセラを運営する株式会社ニュートンの広報担当者は11日にハフポスト日本版の取材に対して
「入口は施錠されておらず、闇営業でもない」と明確に否定した。
担当者によると、事故が起きた時間にカラオケパセラ渋谷店は非常階段の1階出入り口も、1階の通常の出入り口も施錠は
されておらず、自由に出入りできる状態だった。また、カラオケパセラ渋谷店の8日時点の営業時間は、
正午から翌日の午前5時までで、テレビ朝日社員の事故が起きたのは通常営業の時間帯だったという。
公式サイトの一部のページで営業時間が異なっていたのは、変更前の告知文が残っていたためと説明した。
なお、7月12日の新型コロナの緊急事態宣言に伴って、東京都は休業したカラオケ店には協力金を支給している。
しかし、カラオケパセラ渋谷店は協力金を申請していなかったという。
協力金を申請して時短営業として表記していたなら詐欺罪に問われる恐れもありますね。