ずる休みのために偽の「陽性証明書」
2021年7月20日
新型コロナウイルスの感染が急拡大するインドネシアで、新型コロナ関連の偽の証明書が
出回っている。国内では長距離移動の際にワクチン接種証明書などの提示が必要だが、接種が
進んでおらず、欲しがる人が相次いでいるためだ。「ずる休み」のために、PCR検査の
陽性証明書も売買されている。
インドネシア政府は3日、都市圏をまたぐ長距離移動者に対し、ワクチン接種証明書とPCR
または抗原検査の陰性証明の提示を義務化した。ただ、国内で1回目の接種を終えたのは
人口の約15%の約4200万人。PCR検査も1回80万ルピア(6千円)程度と現地では
比較的高価なことから、偽の証明書を求める人がいる模様だ。
PCR検査については、偽の陽性証明書も出回る。ジャカルタ警察によると、陽性証明書は、会社員による注文が多く見られると言い、担当者は「会社を休んだり、在宅勤務を求めたりするために使われているようだ」と分析する。
陰性証明書を使って何かする人も出始めるかもしれませんね。
証明書は正しく正確なものを使わないと思わぬところで落とし穴にはまる?