都内で40、50代の重症者が増加
2021年7月15日
東京では新型コロナの重症患者が40代と50代で増加していて、これまで多かった70代の患者数を越える日が続いています。専門家は変異ウイルスの影響が大きいとして、この世代へのワクチン接種を急ぐよう訴えています。
東京では、14日に40代と50代の新型コロナの重症患者が3割以上を占めました。 2つの世代を合わせると、
これまで多かった70代の患者数を超える日が続いています。 厚生労働省の専門家会議は、ワクチン接種が進む高齢者は
重症者が減る一方、40代と50代は変異型の影響で重症化する人が増加したと分析しています。
医療現場でも、この傾向が顕著です。昭和大学病院では現在、ICU(集中治療室)に入っている重症者3人のうち2人が
50代です。 昭和大学病院・相良博典病院長:「若くてもICUに入らざるを得ない患者さんが増えている。
中等症の方が出ていくと重症の方が入ってくるのが毎日続いている。
特徴として変異株の問題も大きい」 昭和大学病院では、変異ウイルスの影響で基礎疾患のない患者が重症化する
ケースも多くなっています。
人流抑制しないとこの波が全国に広がる可能性も否定できません。