高齢者の9割接種!8月“宣言レベル”
2021年6月10日
新型コロナウイルスのワクチンを、高齢者の9割が7月末までに打ち終えても、8月上旬以降、東京で緊急事態宣言を
出すほどの流行が起きうるとの予測を、京都大学の西浦博教授が発表しました。
西浦教授は、東京都で、今月20日までで緊急事態宣言が解除され、その後、3月から4月にかけての大阪と同じような
流行が起きるとの想定で、重症者の数を予測しました。
すると、7月末までに、高齢者の9割がワクチン接種を終えたとしても、高齢の感染者は減るものの、高齢者以外で
大きな流行が起き、8月上旬には、病床が7割程度埋まり、緊急事態宣言を出すレベルに達する予測となったという
ことです。
この予測には、オリンピックによる人の移動や、インド型の変異株の影響、若い世代への職域接種の拡大などは加味されていません。
西浦教授は「これは悪い場合のシナリオだが、流行を抑えた状態でオリンピックを迎えないと、結構厳しい状況になる」と指摘しています。
このままオリンピックを行うとなると、想定内であってもかなり状況は厳しくなるようです。
一人一人が気を付けて過ごしましょう