緊急事態宣言が意味がない?
2021年4月23日
東京都、大阪府、兵庫県、京都府を対象に緊急事態宣言を、4月25日から5月11日までになるようです。
まん延防止が適用されている大阪府では、人の流れが減った気がしない。至る所で人波が目立ってきている。夜になると駅周辺の路上や公園には、20時までになった時短要請により立ち飲みや飲み会や小売りと称してアルコールを売り場所を提供してすり抜けようとする店舗をする人々が集まっている場所。外とはいえ、飲み歩く騒ぐ人たちを要請が逆効果を助長している。
このまま行けば、新型コロナウイスルによる死者数は低いものの、感染が収束し立ち直るまでに最も時間がかかる先進国になってしまうのではないだろうか。長々と続いた緊急事態宣言に、それとの区別がよく分からないまん延防止重点措置。「感染症対策を」と言いながらGoToトラベルキャンペーンを行った政権には、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような対応だという批判の声が出ていたが、今度は緊急事態宣言を発令しながら、東京オリンピックパラリンリックの開催準備を進めている。“ダブルスタンダード(二重規範)”のような状態だ。
このような状況下で3度目の緊急事態を宣言されても、どれぐらい緊急なのか、正直なところ判断が難しい。
つまり今度の緊急事態宣言は、もっと効果的でより強い措置を取らなければ発令する意味がないだろう。どう行動を変えたらいいのか、変えなければならないのか(小売りと称してアルコールを売り場所を提供してすり抜けようとする店舗)。ピシッと気持ちが切り換えられる宣言でなければ意味のない宣言になってしまう。