資格のTACがMBO実施へ 非上場化でデジタル教材開発
2025年8月18日
[東京 6日 ロイター] – 資格試験の受験指導TAC(4319.T), opens new tabは6日、
MBO(経営陣が参加する買収)で株式上場を廃止すると発表した。
創業家出身の常務が代表取締役を務める会社が1株350円で株式公開買い付け(TOB)を実施する。
買い付け総額は約40億円。買い付け期間は7日から9月19日まで。
TACによると、少子高齢化で大学生ら資格取得を目指す受験者が減少。
また、かつては専門性の高い試験を突破すれば高い社会的ステータスやキャリアパスが約束されていたものの、
最近ではAI(人工知能)の普及で専門家業務の一部は自動化され、
資格取得後の業務や将来性について「世間で懸念が広がりつつある」という。
こうした中、学生だけでなく社会人や主婦、シニア層のリスキリングや生涯学習に対応したオンラインやAIを
活用した学習体制のほか、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を使ってクライアントとの面談や決算処理、
医療機器の操作といった実務能力を学べるデジタル教材の開発などに乗り出すには、
非公開化で中長期的な成長を見据えた経営が必要と判断した。
この学校最近縮小傾向ですね。現場に行けば原因があるかもしれませんね