「小泉さんの実行力を素直に評価できないから」橋下徹氏が玉木氏へ直接苦言 野党は「意味ない質問ばかり」
2025年6月2日
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が1日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。
共演した国民民主党の玉木雄一郎代表(56)へ苦言を呈する場面があった。
玉木氏は5月28日の衆院農林水産委員会で政府備蓄米を巡り「1年経ったら動物の餌になる」などと発言したことについて改めて謝罪。「待ち望んでおられる方からすれば“餌を自分に食べさせるのか”というような受け止めをされて
不快に思われた方がいたことは事実なので、言葉の使い方や表現の仕方で不快感を与えてしまって反省している」と述べた。
続けて「有事でもないのに備蓄米を使わざるを得なくなっているのは根本の生産体制が脆弱になっている。
抜本的な農政改革が必要という主旨の中で申し上げた」と釈明。
すると橋下氏は「玉木さん謝罪されたのでこれは許されることだと思いますから」としつつも、
「玉木さんを始め野党の皆さんは、小泉さんの政治家としての実行力を素直に評価したうえで議論しなきゃいけない。
小泉さんが旗振って備蓄米を2000円に落としてスピード感出して放出してみんなが買い求めてるわけじゃないですか。
でも野党はそこを認めたくないから、
うんじゃらかんじゃら随意契約で適正価格がどうなんだとか、餌になるから安いんじゃないかとか、
二重価格は解消されないとか、
ほんっと意味のない質問ばかりやってしまった」と衆院農林水産委での小泉進次郎農相への野党側の質問をバッサリ。
「玉木さんも小泉さんの実行力を素直に評価できないから、餌になるから安いんでしょみたいなあんな発言、僕は残念でした」と言うと、玉木氏はぶ然とした表情を見せた。
橋下氏は小泉農相の手法を評価しながらも「随意契約にはいろんな問題点がある。
小泉さんはスピードに舵を切ったがスピードと公平性がトレードオフ」とし、
「こういう方法があるんじゃないかと提言していくのが野党の役割なのに…」とコメント。ここで玉木氏が「いいですか?」と割って入り、「小泉さんの対応は緊急事態ということで評価している」と言いながらも法的な問題点を指摘した。
「今の法体系では備蓄を出せる時の条件は不足していることが明確に把握された時。ただ、政府はいまだに不足していることを認めない。足りてないことが確認できてないのに何で出すの?」とそもそもの問題を説明。
「有事の備えのはずの備蓄米が価格調整のものに変容していることは、
きちんと法改正をして価格調整手段として備蓄米を使うということを明記すべき」と持論を述べた。
これを機会にお米の価格が落ち着けばよいですね