巨人・小林「捕手らしい読み勝ちした一撃」
2024年5月11日
◆JERA セ・リーグ ヤクルト1―2巨人(10日・神宮)
小林のホームランは、“捕手らしい一発”だったと言える。その場面、小林はフルカウントからチェンジアップを
捉えたが、チェンジアップとは特殊な球種だ。打者としては追い込まれた状況では、速球もある中でイメージするのは
難しい球だが、勇気を持って、それを待っていたのではないか。
ヤフーレはこの日の投球の4割程度がチェンジアップという傾向も出ていたし、前回対戦で94球で
完封負けを喫した際にもその球に巨人打線は苦しんでいた。この打席、5球目までチェンジアップはなかったが、
それだけ自信のある球が必ずどこかで来るだろうと読み、直前に直球がボールになったことで腹もくくれたんだと思う。
リスクを負って、読み勝ちした一撃だった。
昨年は苦しいシーズンを送り、今年はキャンプも2軍。それでもしっかり準備を続けてきた振る舞いを周囲も
見てきたからこそ、小林が打った時のベンチの盛り上がり方も一層だ。年齢的にはベテランにさしかかったが、
これからもリーダーシップを発揮して、チームをけん引してほしい。
努力は報われるのでしょうね。今後も頑張って下さい