180万円で買った業者、四百数十万円で即日転売 純金製茶わん盗難
2024年4月17日
日本橋高島屋(東京都中央区)で開かれた「大黄金展」の会場で販売価格1040万円の純金製茶わんが盗まれた
事件で、窃盗容疑で逮捕された男から180万円で茶わんを買い取った業者が、別業者に四百数十万円で
転売していたことが捜査関係者への取材で分かった。転売は窃盗事件が起きた11日のうちに実施されていた。
職業不詳の堀江大容疑者(32)=東京都江東区=は11日午前11時40分ごろ、会場内から茶わんを盗んだ疑いで、
13日に警視庁に逮捕された。
■リュックに入れ、地下鉄で移動
捜査3課によると、堀江容疑者は事件後、茶わんをリュックに入れ、日本橋駅から地下鉄で木場駅まで移動。
午後1時半ごろに江東区内の買い取り業者を訪れ、約180万円で売却していた。業者はスマートフォンで
検索して見つけたと同課はみている。捜査関係者によると、江東区の業者はその日のうちに台東区の
古物買い取り店に転売していた。その際の価格は四百数十万円といい、茶わんはこの古物店で見つかった。
江東区の業者は転売益を得たとみられ、同課は買い取りと転売の状況について事情を聴いている。
警備体制に問題があったはいえ、この展示を楽しみにされている方のことを考えると許せませんね