「抜け道」使えません 登校時間の通学路で車両規制 大阪・高槻
2024年4月9日
登校中の児童らが交通事故に遭わないよう、大阪府警高槻署は8日、高槻市立五領小の通学路で車両を
通れなくする規制を始めた。規制区間は道幅が狭く、保護者や住民が事故防止策を望んでいた。
1学期の始まりに合わせ、子どもらが安全に通学できる取り組みを強化することにした。
規制が始まったのは五領小近くの市道約800メートルの区間。標識を設置し、
平日の登校時間帯(午前7時半~8時15分)に車やバイクが進入できないことを知らせる。
署によると、この区間は小学校前を走る国道171号からの抜け道として使われる。
狭いところは道幅が約6メートルで、車同士がようやくすれ違えるほどという。
児童らは緑色に塗装された歩行スペース「グリーンベルト」を歩いて学校に向かうが、幅はわずか約80センチしかない。
このため近隣住民や保護者から「車が来ると子どもたちが危ない」との声が上がっていた。
署と市はガードレールや縁石の設置も検討したが、道幅に余裕がなかったことから時間限定での通行規制を
実施することにした。
1学期初日の8日は署と市、五領小の関係者が啓発活動を実施。事情を知らずに規制区間を通ろうとする車の
ドライバーにチラシを渡すなどし、迂回(うかい)を呼び掛けた。
今週いっぱいは警察官が立ち啓発を続ける。高槻署の西森貴志・交通課長は「ドライバーには不便をかけるが、
児童を悲惨な事故から守るための措置。ご理解いただき、別の道を利用してほしい」と話した。
このような取り組みを目立ち時だけでなく地域の警察官は率先して行っていただきたいですね。
点数稼ぎの取締りをするよりも世間には貢献できるると思うのは私だけでしょうか?