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給食をのどに詰まらせ女子生徒死亡

2024年3月7日

8年前、大分県別府市にある県立南石垣支援学校で高等部の女子生徒が給食をのどに詰まらせ死亡した事故で、遺族が
県などに損害賠償を求めた裁判が3月1日に判決を迎えます。娘はなぜ亡くなったのか――母親が今の思いを語りました。
■第三者委員会、学校の対応に問題点指摘
2016年に亡くなった林郁香さん(当時17)。生まれつき重度の知的障害があり、小学部から大分県立南石垣支援学校に
通っていました。
母・林香織さん:
「朝起きたら、すぐニコニコ笑っている感じで。毎日毎日楽しそうに周りの大人の人でも友達でもきょうだいでも、
遊んでくれるのがうれしいという感じでした」
あわただしくも穏やかな日々を送る中、2016年9月、林さん一家の日常は一変しました。当時、高等部3年の郁香さんが
給食の時間におかずをのどに詰まらせて呼吸困難となり、病院に救急搬送されました。
林香織さん:
「病院の先生たちが大きな声を出していて、ガシャンガシャン機械の音がしていて走っていた。医師から『呼吸が
止まっていた時間が長かったのでちょっと厳しい状態です』というような説明があったのを記憶しています」
およそ2週間後、郁香さんは亡くなりました。原因調査のため、医師や特別支援教育の専門家らによる第三者委員会が
立ち上がり調査を実施。その結果、委員会は報告書で『口いっぱいに食べ物を入れたことで呼吸困難を生じた』と
結論付けました。
また、『給食中に郁香さんを一人にしたこと』や、『倒れたあと適切な救命措置が取られなかったこと』は
大きな問題としています。
事故後の対応に不信感を募らせた遺族は県などに対し、およそ3700万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
原告側の代理人は「主な争点は2点ある」と話します。
亀井正照弁護士:
「給食時間中に見守り義務があったのかどうかというのが一番大きな争点です。そして事故が起きたあとに救護義務、
助けることができなかったのかどうかの2点になる」
■「郁香が悪かったんじゃない。それを証明してあげたい」
遺族は「食べる機能が十分に発達していない郁香さんを一人にしたことや、適切な救命措置を取れなかったことが
注意義務違反にあたる」と主張。一方、県側は「一人にしたのは他の生徒の対応のためやむをえず、
仮に窒息していることが分かっても口の中のものを出せず、救命措置を講じても結果は回避できなかった」と
全面的に争う姿勢をみせています。
原告代理人は「裁判の中で県側が委員会の報告を覆すような主張をしてきた」と指摘します。
亀井正照弁護士:
「食べ終わったあとに、それが逆流して詰まらせて亡くなったと思われるケースの裁判例を引用してきて、
郁香さんもそうだったんじゃないかと。ご遺族からすると調査委員会で事実上決着がついた問題を
蒸し返されているといった思いが強かったと思います」
遺族は、当時の校長や担任教諭ら4人に対しても損害賠償を求める訴えを起こしていましたが、事実関係を
認め謝罪したことで去年6月、和解金なしでの和解が成立。大分県に対しては、これまでの姿勢について
「不信感がぬぐえない」として和解を受け入れませんでした。
林香織さん:
「郁香は一生懸命ご飯を食べただけなので何も悪くなかったと私は思う。こんなかわいそうな目にあわせてしまって…。
郁香が悪かったんじゃない、それはやっぱり証明してあげたい」
4年半に及ぶ県を相手取った裁判は3月1日、判決を迎えます。
ご飯を食べるとなくなるのであれば親はたまったもんでないです。
一人にしたのはやむ負えないをありますがしっかり見るのがお仕事です。
最近は教員の質の低下があるような事案が良く起こっていますね。

       

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