放課後デイに5300万円賠償命令 自閉症スペクトラム障害児の死亡
2023年12月20日
障害がある子どもを預かる放課後等デイサービス事業所がサービス提供中、男児(当時7歳)が施設を抜け出し近くの
ため池に転落して死亡したのは施設側が安全配慮義務を怠ったことが原因として、両親が約7000万円の損害賠償を
求めた訴訟の判決が20日、山口地裁であった。秋信治也裁判長は施設側の過失を認め、約5300万円の支払いを命じた。
男児は今道爽太さん。山口市朝田の事業所「ツインテラス」に通っていた2021年8月、無施錠だった窓から施設を出て
行方不明となり、その後近くのため池に浮かんでいるのが見つかり、死亡が確認された。
秋信裁判長は判決で、今道さんが自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断を受けており、興味のある方向へ走り出すと
いった特性があることを職員間で共有していたと指摘。「生命、身体に危険が及ぶ可能性を十分予見できた。施設側は
出られないように措置を取るか、動静に十分注意すべき義務があったが、怠った」と認定した。健常者と障害者の
平均賃金に差があるとして、賠償額の一部を減額した。
いくら賠償額があったとしてもこのお子さんはもう帰っていないです、このような施設は少しでも障がい
を改善するために通っていると思われますが、実際はどのような方方法を用いているのか?
またどのような方が働いているのか?人の命を軽く思っているのと考えざるを得ませんね。