「福男選び」でぶっちぎりの独走
2023年1月10日
福男はあの頃から俊足だった-。10日早朝に兵庫県西宮市の西宮神社で「一番福」をつかんだ大阪商業大4年の
植本亮太さん(22)=神戸市北区=は、元甲子園球児。兵庫を代表する強豪校、明石商業高の二塁手として聖地に立ち、4打数2安打1打点と躍動していた。
植本さんは神戸市立広陵中から2016年に明石商業高へ。2年生だった17年の秋季兵庫県大会では決勝で適時打を
放ち2年ぶり2度目の優勝に貢献した。
3年の春季近畿大会ではセンバツ覇者の大阪桐蔭を追い詰めた。植本さんは柿木蓮投手(現プロ野球日本ハム)から
適時三塁打を放っている。
その夏、同校は西兵庫代表として初めて「夏の甲子園」に挑んだ。開幕直前の神戸新聞の特集面は、植本さんを
「守備の名手 光る無失策」の見出しで紹介。西兵庫大会の個人成績について「足ではチームトップの3盗塁で
チャンスメークも果たした」と評しており、高い身体能力がうかがえる。
甲子園での対戦相手は八戸学院光星。明石商は、一時は相手に6点のリードを許したが、植本さんの適時打などで
猛追し、球場を沸かせた。延長10回の末、8-9で敗れた。
10日の「福男選び」では序盤から先頭を走り、ぶっちぎりで一番福を手にした植本さん。
今春からは社会人野球のJR西日本でプレーするといい「将来はプロに入りたい」と話している。
頑張りましたね。今後も期待していますね。