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コロナ「第8波」じわじわピークへ

2022年12月15日

兵庫県内での新型コロナウイルスの「第8波」は、これまでの流行の傾向と明らかに異なっている。
緩やかに拡大し、新規感染者は14日になって7656人と、第6波の最多6562人(2月10日)を超えた。
年代別では10代と40代の感染が目立つ。インフルエンザとの同時流行はまだ見られないが、発生届の簡略化に伴い、
届けずに表面化していない感染者もいるとみられ、年末年始を控え、注意がいります。
兵庫県内では第7波を経て、10月12日から感染拡大傾向に入った。第6波や第7波では新規感染者が急増し、
発熱外来の逼迫を招いたが、今回はじわじわと増えてきた。第6波は流行の底から53日目、
第7波は55日目にピークが確認されたが、今回は2カ月以上かかって第6波の最多を超えた。
 10月12日~12月14日の新規感染者15万663人の年代をみると、10代が16・5%、
40代が15・9%と高く、30代の13・4%が続く。小中高校では冬休みを前に学級閉鎖も目立ち始めた。
40代はその親世代に当たり、家庭内での感染と学校・職場での感染が広がっているとみられる。
 一方、20代は当初から12~13%台で推移し、期間を通して12・8%と50代とほぼ同じだった。
これまでの流行では、まず20代を中心とした若者に感染が拡大し、ほかの年代に広がるケースが多かったが、
今回はその傾向が見られない。
 ただ、発生届の簡略化で9月27日以降、抗原検査キットでの陽性者も自己申告があれば「感染者」に数えられる
ようになった。若者はあまり重症化せず、検査しなかったり、陽性でも申告しなかったりする人もいるとみられ、
数字に表れない感染がどこまで広がっているか不透明です。
陽性や濃厚接触になれば、隠さずにしっかり周りに迷惑をかけないようにしましょう。
電車に中でのお話や仕事以外では都道府県を跨ぐ往来は自粛しないと大変なことになりそうですね。

       

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