長崎平和式典での被爆者合唱、今年で最後に
2022年6月13日
長崎原爆の日（8月9日）に長崎市が開く平和祈念式典の冒頭で歌声を披露してきた「被爆者歌う会ひまわり」の合唱が、
会員の高齢化で今年が最後になる。12日に長崎原爆資料館で開かれた「ながさき平和大集会」で、核兵器廃絶に向けた
貢献をたたえ同会に「秋月平和賞」が贈られた。
同会は2004年に被爆者らで結成。10～19年に平和祈念式典で歌い、遺族らの心を癒やし、被爆地の核兵器廃絶の決意を
歌声を通して世界に届けてきた。しかし、会員が高齢化し、被爆から70年の15年には約60人いた会員は現在11人まで減少。炎天下の式典で歌い続けるのは難しくなった。20、21年は新型コロナウイルスの影響で出演を見送り、3年ぶりに合唱する今回を最後にすることにした。
広島・長崎の被爆体験は貴重ですがこのような体験者が高齢にて聞けなくなるのはどうにか対策をして
後世に受け継いでほしいです。