ワクチン義務化反対デモ、カナダ警察が排除
2022年2月14日
カナダの警察当局は13日、新型コロナウイルス対策の規制に反対し、東部オンタリオ州ウィンザーと米中西部ミシガン州
デトロイトを結ぶアンバサダー橋を封鎖していたデモ隊を排除した。橋の通行は早ければ13日夜にも、ほぼ1週間ぶりに
再開される見通し。カナダメディアが伝えた。
橋の封鎖は7日に始まった。デモが長期化する中、オンタリオ州のフォード首相は11日、「これは不法占拠だ」として
非常事態を宣言。同州の裁判所も同日、居残るデモ隊に道路の占拠を解消するよう命じていた。警察当局は12日朝から
排除を始め、これまでに十数人を逮捕した。
一連のデモは、カナダ政府が米国との国境を越えるトラック運転手にワクチン接種を義務づけたことがきっかけで
始まった。トラック運転手らが1月下旬から、首都オタワ中心部の国会議事堂前の道路を占拠。米国との国境にも
飛び火し、自動車部品の輸送などが滞っていた。
わが国では入国者の水際対策をしっかり行っていただくことを切に願います。