大阪・吉村知事「医療非常事態宣言」を発出!通常患者を放置??
2022年2月9日
大阪府の吉村洋文知事が8日、府庁で囲み取材に応じ、医療非常事態宣言を発出すると明かした。
府内でも新型コロナウイルスの感染急拡大で医療体制がひっ迫。7日時点の数値として、3183床ある
軽症中等症病床が使用率103・5%、運用率98・3%に達したと説明した。吉村知事は「非常に大きな感染が
続いている状況。これに伴い、医療のひっ迫が続いている」とし、「とりわけ高齢者の方の感染が多い、入院が多い」と
語った。
さらに、病床の内訳について「7割以上が70代以上の方。重症病床についても7割が70代以上の方という状況」と、高齢者の重症化リスクを危惧。1日の時点で72人だった重症者も、7日時点で136人まで増加し「医療非常事態宣言を発出致します。非常に厳しい状況にある。コロナ以外の病気、脳卒中、心筋梗塞などの病気も多い時期。感染対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。
またこの日、府内で新たに2万609人の感染を発表。大阪市保健所の業務ひっ迫などによる計上漏れ分(2月4日から7日まで)計9200件を含めた数字だが、「感染拡大の速度は鈍化しているものの、感染のピークは見えない」と
危機感を募らせた。
宣言発出により、休止病床の運用を要請。一般医療を一部制限の上、不急の予定入院、手術の延期も要請し、
コロナ患者の受け入れ体制を確保していく。軽傷コロナを優先して一般を制限するのはおかしくないのか??