政府のガソリン価格急騰抑制策
2022年1月24日
レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格が約13年ぶりの高値水準となる170円台に近づき、
昨年11月の追加経済対策で政府が用意したガソリンなど燃料の価格急騰を抑える支援策の発動が視野に入ってきた。
原油価格の高騰が新型コロナウイルス禍からの回復に向かう日本経済の足を引っ張る事態を防ぐためだが、市場原理に
踏み込む異例の措置となる。発動後は、給油所など現場での混乱を最小限にできるかが課題となる。
「発動条件を満たした場合は適切に(支援策の)事業が行われるように対応していきたい」。萩生田光一経済産業相は
21日の記者会見でこう述べた。17日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は
168円40銭。月内にも発動基準の170円を超える可能性が指摘される。
支援策は3月末までの措置。ガソリンに加え軽油、灯油、重油が対象で、4油種ともレギュラーガソリン1リットル
当たりの全国平均小売価格が170円を超えた場合に発動される。1リットル当たり5円を上限に政府が石油元売り業者に事後精算で補助金を出し、これを元手に給油所への卸売価格を抑えてもらうことで小売価格の急騰に歯止めをかける。
同じ税金でもこのように使っていただくと少し嬉しい気がします。