2回接種後感染の女性「過信せず予防徹底を」
2021年8月29日
新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した後に感染が判明する「ブレークスルー感染」を経験した、滋賀県在住の
医療従事者の30代女性が産経新聞の取材に応じ、感染判明後の心境を語った。基礎疾患がある60代後半の母親も
2回接種を終えた直後に感染が判明し、重症化。一時は危篤状態に陥った。全国で感染が急拡大する一方、ワクチン接種が進んで感染予防への意識が緩みがちな中、女性は「ワクチンは有効だが過信せず、改めて感染対策を徹底して」と訴える。
「お母さんが陽性になりました」。7月下旬、京都府内の病院から連絡を受けた女性は耳を疑った。その数日前、
1人暮らしの母親が2回目のワクチン接種を受けた日に副反応に備えて府内の実家に泊まっていたからだ。思い返せば、
持病がある母親は接種前後から息苦しさを訴えていた。
心配になった女性は市販の抗原検査キットで簡易検査を実施。唾液を採取してキットに垂らすと数分後、陽性を示す線が
出た。
接種してもなかなか以前のような生活に戻るには時間がかかりそうですね。