菊紋入り「皇居財布」に長蛇の列 開運効果期待、転売で一時販売中止も苦情「なぜやめた」
2025年12月30日
皇居東御苑の売店で販売されている革財布が「皇居財布」と呼ばれ、爆発的な人気となっている。
菊の紋章をあしらったデザインで、場所柄と相まって開運効果があると火が付いた。
買い求める客が殺到し、一時は1千人の行列ができる事態に。定価の数倍で転売されるケースも目立ち、
販売が中止となるほどの盛況ぶりだ。
■午前5時から並ぶ
東御苑の年内最後の一般公開日となった27日、開園前の午前8時過ぎには、入り口の大手門に200人以上が並んだ。
午前5時半に並び始め先頭に陣取った東京都杉並区の宮下孝雄さん(77)は「前回は7時に並んでだめだった。遠方に住む妹に頼まれた」
と話した。8時半ごろ列に加わった愛知県の男性(29)は、宮城県への旅行帰りに立ち寄ったという。
「今月初めに存在を知ってかわいいと思った」と語る。
財布は牛革製で、長財布や二つ折り財布、U字形の小銭入れがあり、金や銀、オレンジなどカラフルな色合いが特徴。
価格は、千円~5千円程度で売られている。皇室を象徴する「菊の御紋」は一般使用が禁じられているため、
アレンジした菊の紋章があしらわれている。
■フリマで転売も
売店を運営する菊葉文化協会によると、昨年ごろから「パワースポットの商品だから良い」
「縁起の良い吉日に使うと開運効果がある」といった口コミがSNSなどで広がり、今年11月には行列ができるようになった。
行列は1千人を超える日もあり、宮内庁の職員が混雑の整理に乗り出す状況になった。店側は急遽(きゅうきょ)、
整理券を用意するなど対応したが、開店2時間で売り切れる状況が続いていた。
購入したことがある男性(53)は「色がきれいで品質の割に値段が安い。2色買った」と絶賛する。
フリーマーケットアプリにも出品が相次ぐ。2万円前後の高値で売られているものもあり、
店側は今月22日、転売対策などが整うまで一時的な販売中止を決定。
しかし「『なぜ販売をやめたのか』などの電話が鳴り止まない状態が続いた」(担当者)という。
■「親しみやすい」
人気の背景について立教大大学院客員教授でトレンド評論家の牛窪恵氏は「近年は興味関心の多様化が進み、
共通の話題が少なくなっている。
そうした中、皇居財布は多くの人が親しみやすくプレゼントとしても贈りやすいのではないか」と指摘する。
転売防止のため「購入数の制限に加えフリマアプリの運営会社との連携も重要だ」と話した。
本当に欲しい方のために転売はやめて頂きたいし、過度の転売のどうにかして頂けませんか??
高市さんたちへ