自転車ヘルメット努力義務化 着用しない理由
2023年4月4日
4月に入り、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されました。ヘルメット着用率は増えているのでしょうか。
そして、ヘルメットをかぶらないと、警察から注意されたりするのでしょうか。
改正道路交通法の施行により、4月1日から自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化になったことを受け、3日朝、鳥取県米子市のJR米子駅前駐輪場付近では、チラシ配りなどの広報活動が行われました。
今回の広報活動では自転車利用者50人のうち、ヘルメットを着用していたのは15人と、すぐには浸透していない
模様です。
ヘルメットを着用していない人のお話はしたのとおり
「すぐそこが会社なんで、近いんでかぶっていないです」
「強制だったら考えないといけないけど、まだ努力義務だから」
「結局ヘルメットが高い。4月15日に年金が入ったら買いにいきます」
また、ヘルメットが欲しくても手に入らなかったという人もいました。
ヘルメットを着用していない人
「売り切れで、待たないけんだわ。かぶらないといけんのは分かっとるけどね」
「お店に行ったら、今は自分たちに合うようなものが無かったもんで。全部先がとんがっているものばっかり置いて
d警察の対応は米子警察署野間陽介交通第一課長さんより
「努力義務、簡単に言えば罰則が無いんですけど、罰則が無いからかぶらなくても良いというものじゃない。自分の
身を守るためですので、自分のこととして捉えていただいて、ヘルメットを着用してほしいと思います」
取り締まりはない一方で、注意をすることなどはあるのでしょうか。
「検挙とかそういった形ではないですけど、きょうみたいに声掛けをさせていただいて、道路交通法改正になって
着用が必要だということは周知していきたいと思います。
自転車の関係した事故で、亡くなられた方のうち、約6割が頭部に致命傷を負っておられます。ヘルメットを
かぶっている方、かぶっていない方を比較すると、かぶっていない方の致死率は、約2.2倍も高くなっています。
自分の身を守るため、子どもや家族の身を守るためにも、ヘルメット着用を徹底していただきたいと思います」
事故の際の死亡率を下げる効果はありますが、皆さんどうされますか??立場上お願いしますねとお伝えします。