清原和博氏の長男・慶大の正吾は指名漏れも…くふうハヤテが獲得名乗り“伸びしろ”に期待
2024年10月25日
横浜市内の慶大校舎内に用意された記者会見場。9台のテレビカメラ、約60人の報道陣が見守る中、
最後まで壇上に清原正吾内野手(22)が現れることはなかった。会議開始から約3時間半。
育成ドラフトが終了しても名前は呼ばれず、会場内からは支配下選手ドラフト終了時と同様に落胆の声が上がった。
9月11日にプロ志望届を提出した際、指名漏れの場合について「そこまでは本当にまだ(考えてない)です」と
語っていたが、今ドラフトで父と同じ道に進むことはできず。
堀井哲也監督は「本日のドラフトで指名がかないませんでした。
そういう状況と皆さまへの御礼をあいさつさせていただきました」と語り「まだシーズン中で、
まずはリーグ戦に集中したい。その先のことはまだ決まっていない、と申しておりました」と続けた。
それでも周囲は西武、巨人などで歴代5位の525本塁打を放った清原和博氏(57)の長男で、中学、高校と
野球から離れた6年間のブランクがあることで、まだまだ“伸びしろ”があると予想される素材に興味を持つ。
今季からNPBウエスタン・リーグに参入した、くふうハヤテが獲得に乗り出す方針。
球団関係者は「6年間のブランクがありながら、あれだけの力がある。華があり、
プロを目指したいという強い気持ちも感じる。ウチなら1年でドラフト対象になるし、来てくれるのでしたら、ぜひほしい。試合数が多いのでウチなら、より経験が積める」と中学はバレーボール、
慶応高ではアメリカンフットボール部所属のハンデを埋める格好の機会と訴える。さらにBCリーグのある球団も獲得を検討。同リーグの強みは目先の勝利より、プロ入りへの出場機会を提供できる点だ。
今春リーグ戦では「4番・一塁」でベストナインを獲得。今秋のリーグ戦では2本塁打も放った。
指名漏れのショックは計り知れないが、野球を続ける道は用意される見込み。
11月9日からの早慶戦終了後にも下される決断に、注目が集まる。
清原選手には頑張ってほしいものですね。