日本生命、4万人の営業職員対象に6%超の賃上げへ…朝日智司社長「一過性でなく定着させることが重要」
2025年12月22日
日本生命保険の朝日智司社長は読売新聞のインタビューに応じ、
全国約4万人の営業職員を対象とした6%超の賃上げを2026年度に
行う方針を示した。待遇改善で人材を確保し、全国の営業網を維持する。
朝日氏は「賃上げを一過性のものにせず、定着させることが非常に重要だ」と
強調した。日生は23年度以降、年平均6~7%の賃上げを実施している。
賃上げ実施のため、26年度の人件費は前年度から100億円以上増やす。
営業職員の初任給引き上げも検討する。
海外展開については、「色々な会社をリスト化している」と述べ、
今年10月に完全子会社化した大手生保「レゾリューションライフ」に
続く買収先や出資先を探していることを明らかにした。
「北米がいちばん大きな市場なので、この中で(検討する)、ということになる」とも述べた。
社員が出向先の金融機関から内部情報を無断で持ち出していた問題に関しては「社内規定よりも(処分を)少し重くしている」と対応を説明した。
この問題では、担当役員2人が報酬5%の減額処分(1か月)となっている。
待遇改善もよいですが、保険料だけは増加させないでいただきたいですね