小池都知事をおびやかすか 〝広島の論破王〟石丸伸二市長が都知事選出馬に含み
2024年5月11日
小池百合子都知事に難敵が出現しそうだ。広島・安芸高田市の石丸伸二市長(41)が10日、
7月の同市長選への不出馬を表明した。地元記者とのバトルで、ネット上で話題を呼んだ石丸氏は今後、
都知事選への参戦にも含みを持たせているのだ。
記者会見した石丸氏は「やるべきことはやった。続けたい気持ちもあるが、ほかにやらなければならないことがある」と
話し、1期限りで退任する運びとなった。地方の一首長にすぎない石丸氏だが、不出馬のニュースはすぐさまメディアで
速報された。というのもネットを中心に異例の注目を集める存在になっていたからだ。
京大から三菱東京UFJ銀行に入行し、4年前に故郷の安芸高田市の市長選で当選。議員の居眠りを指摘したことに
端を発し、議会や地元新聞社と対立して物議を醸した。
地元記者との記者会見でのやりとりがTikTokやユーチューブの動画でバズり、一躍人気を集めた。
「ズバズバとモノ言う論客で、決して自説を曲げない。橋下徹氏が大阪府知事に就任し、メディアとやり合ったころを
彷彿とさせました。時に激情する〝劇場型政治〟で、Xのフォロワー数は約30万人、
安芸高田市のユーチューブチャンネルは地方自治体では異例の約25万人の登録者数で、再生回数も数十万はザラ。
拡散された切り抜き動画の是非も議論される次世代型の政治家です」(永田町関係者)
不出馬も政治活動は続行するという石丸氏にネット上では都知事選への待望論が上がっている。
同氏は「(都知事選は)前向きに検討する。国政選挙に出馬する可能性は低いが、この先の選挙すべてが選択肢だ」と
発言した。
「立ち位置としては維新に近く、首長選や国政選挙で担ぎたい国政政党は出てくる。もっともネットでの知名度は
抜群だが、一般的にはまだまだ。都知事選に出て存在感を示し、地上波の出演を重ね、論客で鳴らしていけば全国的に
ブレークできる」(同)
先の衆院東京15区補選でも〝論戦〟は一つのテーマとなっており、ひろゆき氏ばりの〝論破王〟である石丸氏が
都知事選に参戦すれば、大きな話題を集めることになりそうだ。
色んな意見をもって方が出てきていただければ民意もそれに伴い反映されると思いますね。