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女性用トイレだけ行列…便器設置数に男女で差 ペイペイドームは工夫凝らし「苦情なくなった」

2025年6月18日

「なぜ女性用トイレだけ、いつも行列なの?」。悲痛な叫びが西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた
性別に関係なく起きる生理現象にまつわる疑問だけに、水に流すわけにはいかない。
取材を進めると、隠れた「不公平」が浮かび上がってきた。
 一般的に、トイレの利用時間は女性の方が男性より長い。女性は衣服の上げ下ろしが必要で、
月経時には生理用品を交換する手間もかかるためだ。
NPO法人日本トイレ研究所(東京)によると、
男性の小便器利用時間が平均約30~40秒なのに対して、女性の個室利用は90秒ほどかかるというデータもある。
 にもかかわらず、公共の場や商業施設のトイレに設置されている便器数は、女性の方が少ない傾向にあるという。
その実態を明らかにしたのは、行政書士の百瀬まなみさん(60)=東京都目黒区。
自身がトイレの行列に困った経験から、2022年に訪問先の便器設置数を集計し始めた。
男性用は同行者などの協力を得て、個室と小便器の数をそれぞれ数えている。
 今年4月末までの調査結果によると、全国各地の駅や商業施設など814カ所のトイレで、
便器の平均設置数は男性用が女性用の1・75倍多かった。便器設置数が男女同数は39カ所。
女性用が上回ったのは34カ所に過ぎなかった。
福岡市地下鉄の駅やJR博多駅では“格差”が2倍に達しているトイレもあった。
 公共トイレの多くは男性用と女性用がほぼ左右対称の構造で、面積は男女平等でも、待ち時間は不公平。
そんな現状を百瀬さんは交流サイト(SNS)などで発信し「女性は知らぬうちに我慢を強いられている」と警鐘を鳴らす。「まずは便器の数の平等。最終的には利用時間まで考慮した上で、公平なトイレ環境を実現してほしい」
 女性用トイレの行列解消のため、工夫を凝らす施設もある。
福岡市・天神に4月に開業したワン・フクオカ・ビルディングは、商業施設部分の各階のトイレに、
個室の利用状況が一目で分かるデジタル案内板を導入。個室が施錠されると使用状況が表示され、女性用だけでなく、
男性用個室やユニバーサルトイレの空き状況も確認できる。
 みずほペイペイドーム(同市中央区)は、19年完了の大改修時にトイレを一新。
和式トイレを全て洋式化した上で、トイレ数の男女比を見直した。女性用トイレの数を男性用トイレの2倍超に増やし、
ドーム全体での便器数も男女同数程度にした。
 さらに、人が集中しやすい通路内のトイレは、イベント内容に合わせて男女間の区切りを変えられる仕様に。
例えば、プロ野球の試合開催時には男性用と女性用のトイレの間を施錠可能な扉で区画しているが、
女性客の集中が予想される人気アーティストのコンサート時は扉を開放し、女性が使える個室数を普段より増やしている。担当者は「改修前には多数寄せられていた行列への苦情がなくなった」と手応えを語る。
 みんなが使う場所だからこそ、安心して快適に利用できることが求められるトイレ。
行列の裏にある不公平を解消し、誰もがスッキリ気持ちよく過ごせる社会が待ち望まれている。
確かにいつも女性用は混んでいますね。女性用や身障者用トイレが増えて男女とも待つ時間の減少ができればよいですね

       

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