大阪国際女子マラソン
2024年1月28日
パリ五輪代表の3枠目をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジとして行われ、
21年東京五輪代表の前田穂南(天満屋)が、日本人トップの2位でゴールした。
2時間18分59秒は05年ベルリンで野口みずきがマークした2時間19分12秒を更新する日本新記録。
パリ代表への条件となる日本陸連の設定タイム2時間21分41秒も突破した。
「アレ」を目標に掲げたの前田が、2大会連続五輪切符へ大前進だ。大会前の会見では具体的なタイムなどは挙げず、
「目標はアレです」と答えた。序盤から一山麻緒(資生堂)が保持する国内日本最高2時間20分29秒のペースを
上回る先頭集団で推移し、ハーフ通過と同時に1人で一気に前に出た。
15、30キロに2度、スペシャルドリンクを取り損ねるハプニングも関係なし。31キロすぎにエデサ(エチオピア)に
抜かれたが、「変化走を中心にしっかり走り込んできた」成果を見せた。
東京五輪ではコロナ禍での1年延期もあり、無念の33位。パリでのリベンジを期すが、昨年10月のMGCでは7位に沈んだ。「ダメージもなかったので選んだ」と決断した3カ月後の浪速路で好走。パリ五輪最終選考の舞台は3月の
名古屋ウィメンズマラソンを残すが、ラスト1枠滑り込みへ最高の走りを披露した。
▼パリ五輪女子マラソンの代表選考 出場枠は3。昨秋のMGCで優勝した鈴木優花(第一生命グループ)、
2位の一山麻緒(資生堂)が既に決定。3人目は今大会、3月10日の名古屋ウィメンズで日本陸連が定める
設定記録2時間21分41秒を突破した記録最上位選手、記録突破者がいない場合はMGC3位の細田あい(エディオン)となる。
アレが最近流行ってますね。優勝した前田選手には今後はアレも目指して貰いましょう。