大阪でワクチン廃棄相次ぐ
2021年6月2日
大阪府堺市は新型コロナウイルスのワクチン210回分を廃棄したことを明らかにしました。
堺市によりますと、集団接種会場である「ホテルアゴーラリージェンシー大阪堺」で保管していたワクチン210回分を廃棄したということです。ワクチンはファイザー製で、会場内の冷蔵庫で保管されていましたが、6月1日朝に会場の
責任者が『冷蔵庫の電源が入っておらず温度が20℃まで上昇している』と気づいたということです。
冷蔵庫があるレストランの厨房内では、5月31日夜に棚卸しの作業が行われていたということで、ホテルの従業員が誤ってブレーカーを落とした可能性が高いとみられています。6月1日に予定していた約200人の接種は代わりの
ワクチンを使って行ったということです。
一方で大阪市も、市内の特別養護老人ホーム内の診療所でワクチンの保管方法を誤ったために、ワクチン186回分を
廃棄したと発表しました。診療所では、ワクチンを“冷凍庫”で保管する予定でしたが、職員が誤って『冷蔵庫』で
保管してしまったということです。市は6月1日に改めてワクチンを配送し、接種は計画通り行われるということです。
各地で進むワクチン接種ですが、インテックス大阪に大阪市が独自に設ける大規模接種会場の予約の受付が6月1日に
始まりました。対象は大阪市内に住む65歳以上の高齢者で、6月7日~13日の1週間分・1万6200人分の予約を
受け付けていますが、午後2時時点で、予約定員の21%となる3443人分しか予約が埋まっていないということです。
維新は府民の命を軽く考えすぎているようにしか思えませんね。