嘆くタクシー「昼から夕方まで結局一人も乗せなかった」
2022年2月14日
2度目のまん延防止等重点措置が高知県内に適用された12日、繁華街は休業を伝える貼り紙を出した店や、
早めにシャッターをおろす店が目立った。感染者ゼロになった3か月前、あのときは収束への道筋がおぼろげながら
見えた気もしたが……。感染の波に振り回される街からは嘆きの声が聞こえてきた。同措置は3月6日迄続く。
高知市を拠点に5市村で営業するタクシー会社「さくらハイヤーグループ」(高知市南新田町)のマネジャー兼
ドライバー大塚重男さん(55)が嘆いた。昨年8~9月に重点措置が適用された際は、街から人が消え、
同社の売り上げは4割減になったという。
12月になると飲食店とタクシーが利用できるクーポン券「食べタククーポン」の影響もあり、客足が復活。
しかしそれもつかの間、第6波が県内に及ぶと、再び客は途絶えた。そして2度目の重点措置の適用。今回は期間中、
一部の従業員を自宅待機にするという。
大塚さんは「今日もお昼から夕方まで結局一人も乗せなかった。期間中に感染が落ち着き、3月の歓送迎会シーズンは、多くの乗客を迎えられるよう祈っています」と語った。
様々な業界に影響が出ていますね。ほかに救済策を出してあげないと終息後も経済が回らない可能性が高いですね。