医療、交通、福祉…コロナで欠勤
2022年7月28日
新型コロナウイルスの感染「第7波」による感染者や濃厚接触者の急増で、医療機関や公共交通機関、福祉施設など市民生活を支える現場で業務に支障が出ている。政府は社会経済活動を維持するため濃厚接触者の待機期間を短縮したが、感染拡大のスピードが速く、狙い通りの効果が出るかは見通せない。
「看護師だけでなく医師のシフトにも影響が出ている。人繰りをいくら工夫してもギリギリの状態だ」
約600人のスタッフが勤務し、コロナ感染者の治療も担う福岡記念病院(福岡市早良区)の上野高史院長(66)は
ため息をつく。同院では7月上旬から職員の感染者や濃厚接触者が急増。今も職員全体の5%にあたる約30人が
欠勤し、医療体制を維持するため、日曜日と祝日の発熱外来を一時的に休止した。
今後、感染が拡大し、職員全体の10%にあたる60人が欠勤することになれば、手術回数を減らし、救急患者の受け入れも
止めざるをえないという。
経済を優先するという各首長のお話は経済を回すよりもコロナを回し過ぎるとそもそもインフラが動かないのでは?