ワクチン990回分を廃棄
2021年6月4日
和歌山県有田川町は、新型コロナウイルスワクチンを保管していた冷凍庫に不具合があり、990回分を廃棄したと
発表しました。
有田川町によりますと、6月2日、保健センターに設置していたワクチン保管用の冷凍庫が正常に作動せず、
中に入っていたワクチンが溶けているのが見つかりました。溶けていたワクチンは990回分で、
町が製造会社に問い合わせたところ「品質を保証できない」として廃棄を指示されたため、廃棄したということです。
町によりますと、保健センターがある地域は5月に2回停電があったことから、冷凍庫用に非常用電源を整備しましたが、配電のケーブルが約60m~70mと長く、電圧が弱くなったために正常に作動していなかったということです。
町は「ワクチンは高齢者の接種に影響は出ない」としていますが、「貴重なワクチンを大量に廃棄することになり
深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
ケーブルが長いようには思えない長さですが1日でも早く打ちたい人がいるのに影響ないとは考えられませんね。