スウェーデン、若年層へのモデルナワクチン接種停止
2021年10月7日
[ストックホルム 6日 ロイター] – スウェーデン保健当局は6日、1991年以降に生まれた人に対する
米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン接種を停止すると発表した。ワクチンを接種した若年層の間で、
心筋炎や心膜炎などのまれな副反応の症例が増加している可能性を示すデータを受けた措置。
当局はリスクが極めて低いとしつつも、「とりわけモデルナ製ワクチン2回目接種後の相関関係は明白」とし、
今後は米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの接種を推奨するとした。
デンマークも、年齢18歳以下に対するモデルナ製ワクチン接種の停止を発表した。
同ニュースを受け、米株式市場ではモデルナの株価が4%超下落した。
モデルナの株価は年初来205%超値上がりしているものの、米製薬メルクが1日、開発中の新型コロナ経口治療薬が
入院や死亡リスクを約50%低減する効果があるという中間臨床試験結果を公表してからは、17%下落している。
メルクのニュースが重しとなり、ファイザー、ビオンテック、ノババックスも月初から2.3─19.6%下落。