【カーリング】女子代表フォルティウス「国際経験足りない」説は本当か? 実は世界屈指の実績と陣容
2026年2月21日
ミラノ・コルティナ五輪のカーリング女子1次リーグ(コルティナ・カーリング五輪競技場)が終了し、
日本代表フォルティウスは通算2勝7敗の8位で1次リーグ敗退に終わった。
最終戦となった中国戦後のインタビューで、スキップ・吉村紗也香は「スキップとして本当に勝つことができなかったところでは、
本当に申し訳なかったなと…」と涙を流しながら謝罪した。
カーリング女子は直近の五輪でロコ・ソラーレ(LS)が、2018年平昌大会で銅メダル、22年北京大会で銀メダルに輝いた。
今大会はフォルティウスが低迷したことで、SNS上では世界レベルでの経験の少なさを指摘する声が続出。
「フォルティウスにはもっと国際試合での経験が必要」「多分足りなかったのはトップレベルでの国際舞台の経験」などの
意見が多く出ている。
では、本当にフォルティウスは国際経験が足りなかったのか。昨年の世界選手権はフォルティウスが日本代表として出場し、
4勝8敗と9位ながら強豪国と僅差の激闘を繰り広げた。昨年12月には最高峰グランドスラムのカナディアン・オープンで4強に進出。
準決勝は最強スイスチームに敗れたが、4―5と大接戦を演じた。LSは決勝に進出したが、このスイスチームに1―7と大敗している。
フォルティウスは近年、グランドスラムなど国際舞台で安定した成績を持ち、ミラノ・コルティナ五輪の出場チームの中で
チームランキングは4位と高い実績を誇っており、十分にメダル圏内の実力を兼ね備えていた。
こうした背景から、日本チームの中でもフォルティウスは近年で最も国際舞台を踏んでいるチームの一つであり、
世界レベルでの経験不足という指摘は的外れであることが分かる。
メンバーを見ても、サード・小野寺佳歩は2014年ソチ五輪に出場している頼れる存在。
指導陣も五輪3度出場のレジェンド・船山弓枝コーチ、そして世界選手権7度優勝や22年北京五輪金メダルなど
「全てを成し遂げた男」の異名を持つスウェーデン男子代表ニクラス・エディンもコーチに招へいし、世界屈指の陣容で強化を図った。
小野寺は今大会最終戦の中国戦終了後に「本来の私たちはこんなもんじゃないぞと」と悔しさをにじませたように、
フォルティウスには世界に通用するたしかな実力があった。
今後は紙一重で勝負を分けた差を追及するところから、再起を図ることになりそうだ。
オリンピックは特別なものです何が起こるかは私たちにはわかりません