【速報】「知事の資格はない」共産党県議団が斎藤知事に対し『辞職要求』 情報漏洩の指示・告発者特定「違法行為を認めて」申し入れ
2025年6月2日
兵庫県議会の共産党県議団は2日、元県民局長の“私的情報”が漏洩した問題をめぐり、
斎藤元彦知事に対し辞職を要求する申し入れを行いました。県議団の庄本えつこ団長は、
「第三者委員会によって知事による指示が認定されている。改めて、『知事としての資格はない』と思っている。
県職員も納得できるものではなく、真摯に実行して頂きたい」と語りました
申し入れ書では、5月に公表された情報漏洩を調査した第三者委員会の報告書で、
知事が自身の疑惑を告発した元県民局長の私的情報について、元総務部長に「漏洩を指示した可能性が高い」とされたことなどを指摘。
「知事の主導で告発つぶしといえる行為が行われたことが、告発者の自死という最悪な結果を引き起こした」として、
「自らの懲戒処分」として辞職を求めました。
また、告発者の特定行為や、公益通報者保護法の法解釈をめぐり所管する消費者庁と対立していることなども
「県政の混乱をつくりだしている」と記されています。
県議団は、斎藤知事への辞職要求のほか、元県民局長の処分撤回や遺族への謝罪、
県議らへの情報漏洩を行った井ノ本知明元総務部長に対する刑事告発を行うよう県に申し入れました。
兵庫県議会は定数が86(欠員3)で、共産党県議団は所属議員が2人の少数会派です。
■自民・維新・公明は「元総務部長の刑事告発」要求含め協議
兵庫県議会で最大会派の自民、第2会派の維新、第3会派の公明の3会派は5月30日、非公開の会議で、
「県に元総務部長を刑事告発するよう申し入れる」ことも含めて協議する方針を確認しています。
兵庫県の第三者委員会は先月、井ノ本知明元総務部長が県議3人に対し、私的情報の一部を紙に印刷して見せ、
一部を口頭で述べるなどしたとする報告書を公表。報告書によりますと、当初、井ノ本氏は私的情報の漏洩を全面的に否定していましたが、その後の聞き取り調査で、「県議に対し、私的情報を情報共有の意図で口頭で伝えたことはあるが、
具体的な資料は開示していない」としたうえで、「斎藤知事及び片山元副知事の指示によるものである」と話したということです。
このため第三者委員会は、「漏洩は知事や元副知事の指示のもとに行われた可能性が高い」と指摘しました。
これに対し、斎藤知事は「漏洩に関して何か指示をしたことはない」と否定し、元総務部長の判断であると主張していて、
3会派の幹事長による協議では、元総務部長と知事の意見が食い違うなか、「事実関係を明らかにするためにも、
刑事告発を県に要請すること」も含めて協議することが確認されました。
真実をどこにあるのでしょうか??混乱よりも庶民の食の安定を優先してください